下肢関節疾患患者の臨床画像を用いたコンピュータ支援診断・治療システムの開発と評価

自主臨床研修 − 研究課題 −

研究の対象 2004年1月から2019年12月までに当院で股関節の手術を受けられた方
研究目的・方法 本研究の目的は、下肢関節疾患や外傷患者を対象に、単純X線、CT、MRIなどの臨床画像データから、診断・治療のために必要な情報を自動的に引き出すコンピュータシステムを開発し、その有用性を評価することである。具体的には、過去に診断・治療目的で取得された画像情報を匿名化しデータベースを構築する。それらのデータを用いて、画像情報からの筋肉、骨、神経、血管などの解剖構造を三次元に自動抽出し、臨床診断・手術計画・術後評価を自動化し、診断や治療を最適化するコンピュータ支援システムを構築する。本研究により、下肢関節疾患患者の画像診断の効率化、高精度化、最適化が期待される。実施承認後2025年3月31日まで研究実施予定期間としている。
研究に用いる試料・情報の種類 2004年1月から2019年12月までに当院で股関節手術を行うために撮像された、X線画像、CT画像、MRI画像を匿名化し、データベース化する。データベースは奈良先端科学技術大学院大学に構築する。
外部への試料・情報の提供 奈良先端科学技術大学院大学に構築されたデータベースへのデータの提供は、共同研究者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、大阪大学の研究責任者が保管・管理します。
研究組織 奈良先端科学技術大学院大学 佐藤嘉伸
協和会病院 中村宣雄
神戸大学 多田幸生
山梨大学 鍵山善之
ベルン大学 Guoyan Zheng
テヘラン大学 Reza Aghaeizadeh Zoroofi
お問い合わせ先 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
565-0871 大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学整形外科学
電話 06-6879-3552
高尾 正樹(研究責任者)

研究代表者:
大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学整形外科学 高尾 正樹