ご挨拶

整形外科学の発展を牽引する教室

大阪大学整形外科は1945年の開講以来、我が国の整形外科学の発展を牽引してきた教室です。これまで在籍した教室員は、私が就任した2021年1月の時点で1066名を数えます。

この輝かしい歴史と伝統を引き継ぎ、さらに発展させて日本の医学の進歩に貢献する人材を育成することが何よりの私の使命と考えております。

阪大整形ロゴ
| 大阪大学整形外科 ロゴ

自由度の高い教室が、医師として、社会人としての成長を育む

大きな教室のメリットとは何でしょうか。それは、自由度の高さと選択肢の多さだと私は確信しています。

例えば、個々人の希望ややりがいを感じることは、手術、研究、留学、経営、地域医療、スポーツや予防医学などなど、実に様々だと思いますし、またこれらは年齢や置かれた立場で大きく変化しうるものです。大きな教室では、色々な考えをもった先輩や後輩が数多くいますし、自由度が高いので、必ず自分がやりたいことを実現できるチャンスがあります。昨今では若い方が大学医局を敬遠する風潮もありますが、限られた環境で限られた人と一緒に働くだけでは、将来の可能性も人生の充実度も低くなりがちだと私は考えています。多くの先輩や後輩と仕事をする中で人は成長しますので、特に若いうちは色々な異なる環境でさまざまな経験を積むことが医師として成長するためには最も重要と思います。

大阪大学 大学院医学系研究科 整形外科教授
岡田 誠司

これは、経験できる症例数が少ない環境にいるよりも、数多くの多彩な症例を経験することが良医への近道であるということと全く同じです。ぜひ、医局というシステムをいい意味で活用して、医師としても社会人としても大きく成長してほしいと願っています。

自分の希望やライフスタイルに合った病院が見つかる

阪大整形は80以上の関連研修病院や連携施設があり、整形外科医が20名近く在籍する地域を代表する大型総合病院もJCHO大阪病院、大阪医療センター、大阪労災病院、関西労災病院、大阪警察病院、星ヶ丘医療センターなど、10以上を数えます。また市立病院だけでも、芦屋市、池田市、伊丹市、吹田市、豊中市、箕面市、八尾市、貝塚市など、地域の中核病院として整形外科医療を支えております。さらに外傷、関節外科、脊椎外科、スポーツ整形などの専門分野に加えて、大阪国際がんセンターや大阪母子医療センターなどの腫瘍や小児整形に特化した病院での研修を行うことも可能です。

おそらく、これだけの数と規模の関連病院を持つ整形外科教室は全国的にもかなり稀です。

ですから、自分の希望やライフスタイルに合った病院がどなたにも必ず見つかると思います。

研究と臨床の両立

また、長い医者人生の中で、一定期間は研究に携わったり留学をして海外で生活する経験もかけがえが無いものと私は思います。特に、整形外科で深い基礎的な研究を行なっている大学は少ないのですが、私は基礎研究の教授をしていた経験もあり、まさに研究と臨床を両立してきた自負もありますので、深いサイエンスがしてみたい、同時に手術や臨床にも興味があるという方には、大阪大学整形外科学はうってつけの教室だと思っております。

大阪大学整形外科は、若い人を大きく育てることが教室の最大の使命と考えていますので、医者として自分の人生を輝かせたい志のある方は、ぜひ一度見学に来て下さい。

教授室でお待ちしております。