脊柱靭帯骨化症治療後残存症状に関する研究

1.研究の対象

本研究の承認日から2023年3月31日までの期間内に当院を脊柱靭帯骨化症で受診され、保存的治療または手術治療を受けられて1年以上経過された方。

2.研究目的・方法

脊柱靭帯骨化症は厚生労働省がさだめる難病に指定されている疾患の一つであり、靱帯が骨化することにより脊椎管が狭窄し、脊髄または神経根の圧迫障害をきたします。保存的治療で効果が得られない場合や、脊髄症状が明らかな症例には手術療法が行われますが、残存する症状に関しては未だ多くが解明されておらず、一定期間治療を行っても残存する症状を把握することが非常に重要であると考えられます。本研究では治療によって残存する症状を把握し、残存した症状の治療方法の有効性、安全性を評価することが目的です。
研究期間は承認日から2025年12月31日です。

3.研究に用いる試料・情報の種類

承認日から2025年12月31日までの電子カルテ内の診療記録、画像検査、症状、使用している薬剤、症状に関する質問票にご回答頂いたデータを利用します。

4.外部への試料・情報の提供

多施設共同研究であり、他の研究機関・研究責任者へ郵送もしくは電子的配信にて提供します。データの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当院の研究責任者が保管・管理します。利用する情報から氏名や住所等の患者さまを直接特定できる個人情報は削除致します。また、研究成果は学会等で発表を予定していますが、その際も患者さまを特定できる個人情報は利用しません。

5.研究組織

研究実施機関

  • 北里大学医学部整形外科学 宮城正行

共同研究機関

  • 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科整形外科 大川 淳
  • 大阪労災病院整形外科 岩崎 幹季
  • 福井大学医学部器官制御医学講座整形外科 中嶋 秀明
  • 筑波大学医療系学部整形外科 山崎 正志
  • 自治医科大学医学部整形外科 竹下 克志
  • 名古屋大学大学院医学系研究科整形外科 今釜 史郎
  • 浜松医科大学整形外科 松山 幸弘
  • 滋賀医科大学整形外科 森 幹士
  • 和歌山県立医科大学整形外科 山田 宏
  • 新潟大学教育研究院医歯学系整形外科 遠藤 直人
  • 北海道大学病院整形外科 高畑 雅彦
  • 東北大学整形外科 菅野 晴夫
  • 獨協医科大学整形外科 種市 洋
  • 東京医科大学整形外科 山本 謙吾
  • 東海大学医学部外科学系整形外科 渡辺 雅彦
  • 山口大学大学院医学系研究科整形外科 今城 靖明
  • 山梨大学院医学工学総合研究科整形外科 波呂 浩孝
  • 千葉大学大学院医学研究院 整形外科 古矢 丈雄
  • 弘前大学大学院医学研究科整形外科 和田 簡一郎
  • 東京大学医学部整形外科 大島 寧
  • 大阪大学大学院器官制御外科学整形外科 海渡 貴司
  • 慶應義塾大学医学部整形外科 松本 守雄
  • 京都大学整形外科 藤林 俊介
  • 済生会川口総合病院整形外科 新井 嘉容
  • 九段坂病院整形外科 進藤 重雄
  • 久留米大学医学部整形外科 佐藤 公昭
  • 金沢大学整形外科 出村 諭
  • 富山大学大学院医学薬学研究部整形外科 川口 善治
  • 国際医療福祉大学三田病院整形外科、国際医療福祉大学成田病院整形外科 石井 賢
  • 群馬大学整形外科 筑田 博隆
  • 岡山大学医歯薬学総合研究科整形外科 三澤 治夫
  • 鹿児島大学大学院整形外科 谷口 昇
  • 東北医科薬科大学整形外科 小澤 浩司

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先

研究責任者

大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(整形外科) 海渡 貴司
〒565-0879 大阪府吹田市山田丘 2-2
大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(整形外科)
TEL 06-6879-3552 FAX 06-6879-3559 (対応可能時間帯:平日 9:00~17:00)

研究代表者

北里大学医学部整形外科学 講師 宮城正行
〒252-0374 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
TEL 042-778-8111