2019年6月より開始された保険診療によるがん遺伝子パネル検査を受けられた患者さんで原発組織型が骨腫瘍・軟部組織腫瘍に分類されている患者さん。
骨・軟部悪性腫瘍は発生頻度が少なく希少癌に分類される腫瘍です。発生頻度が少ない為、この病気に見られる遺伝子異常などの研究があまり進んでおりません。保険診療でがん遺伝子パネル検査を受けた場合、その結果と付随する臨床情報は患者さんの同意に基づき、個人が特定できない状態で「国立がん研究センターゲノム情報管理センター(C-CAT)」に集められ大切に保管されます。本研究の目的は、この貴重な基盤データを利用し骨・軟部悪性腫瘍において予後や治療反応性を予測できる遺伝子異常があるかどうかを調査することです。
研究期間は倫理審査承認後から2025年12月31日までを予定しております。
下記の情報等をC-CAT利活用検索ポータルを介して収集し解析を行います。
年齢、性別、組織型、腫瘍部位・サイズ、オンコパネル遺伝子検査結果、手術歴、薬物治療歴、放射線治療歴、治療反応、再発時期、遠隔転移時期、腫瘍学的転帰など
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
研究責任者:
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2 大阪大学大学院医学系研究科 整形外科
TEL: 06-6879-3552
大阪大学大学院医学系研究科 整形外科 王谷英達