研究課題名 | ロボットアーム支援人工股関節全置換術及びCTナビゲーション支援人工股関節全置換術の術後の臨床評価及びX線学的評価 |
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研究の対象 | 大阪大学医学部附属病院で施行された種々の股関節疾患に対するCTナビゲーション支援人工股関節全置換術施行例及びロボットアーム支援人工股関節全置換術施行した症例を対象患者とします。 |
研究の目的・方法 | 人工股関節全置換術は変形性股関節症に代表される種々の股関節疾患に施行される手術で、安定した術後成績のためには、正確な場所に臼蓋を掘削し、正確な位置・角度に人工関節を設置することが求められます。これまで当院ではCTナビゲーション支援人工股関節全置換術を開発し、その良好な成績を報告してきました。
より正確な人工関節設置を目指したロボットアーム支援人工股関節全置換術が開発されました。ロボットアーム支援人工股関節全置換術の一つであるMakoシステムでは寛骨臼リーミングやカップ設置角度制御ができるようになっており、カップ設置角度精度が高く、手術手技習得は術中X線透視法よりも容易で、脱臼などの合併症を減らし、術後の機能評価も優れていることが報告されています。また、CTナビゲーションと同じ範疇で薬事承認されており、その使用により、計画通りに正確に人工関節が設置され、高い治療成績が期待されます。
そこで、今回、大阪大学医学部附属病院で施行された種々の股関節疾患に対するCTナビゲーション支援人工股関節全置換術施行例及びロボットアーム支援人工股関節全置換術施行した症例を対象とし、その治療について調査することとなりました。
方法ですが、通常の診療での臨床スコアや症状に関するカルテの記載事項から、疼痛の有無・程度、歩容状況、股関節可動域、日常生活動作の状況、合併症の有無を把握して臨床評価を行い、術前・術後の股関節単純X線像・股関節CTデータを調査して、インプラントの移動・ゆるみの有無、透亮像の有無、骨所見についてX線学的評価を行います。X線学的評価については寛骨臼側・大腿骨側の所見をまとめ、手術法による成績の比較を行います。
研究期間は2024年3月31日までを予定としております。 |
研究に用いる試料・情報の種類 |
今回の研究について、ご承諾いただいた場合、患者さんの結果をデータとして利用させて頂きます。その際に用いるデータは診療記録からの臨床情報、レントゲン検査、CT検査、血液検査、患者記入式アンケート結果等を評価します。データを取りまとめるために関係者が見ることはありますが、その場合もプライバシーは守られます。 |
外部への試料・情報の提供 | データセンターへのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当センターの研究責任者が保管・管理します。 |
研究組織 | この研究は大阪大学医学部附属病院整形外科で実施します。 |
お問い合わせ先 | 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
「ロボットアーム支援人工股関節全置換術及びCTナビゲーション支援人工股関節全置換術の術後の臨床評価及びX線学的評価」 事務局
研究責任者: 菅野 伸彦
事務局責任者: 安藤 渉
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2 大阪大学大学院 医学系研究科 整形外科内
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