強直性脊椎炎全国疫学調査

研究課題名
強直性脊椎炎全国疫学調査
研究機関の名称
大阪大学大学院医学系研究科 運動器バイオマテリアル学
研究責任者の氏名
冨田 哲也
研究対象
平成27年1月1日から平成29年3月31日までに全国の病院(整形外科・小児科・リウマチ科)に入(通)院し、強直性脊椎炎・体軸性脊椎関節炎と診断された患者さんを対象とします。
研究の目的・意義
強直性脊椎炎及び体軸性脊椎関節炎の全国の患者数と臨床像とを明らかにし、診断基準の制定や治療法の開発に役立てます。
研究方法
全国の医療機関(整形外科・小児科・リウマチ科の病院)のうち、約20%に相当する2253施設へはがきを郵送し、過去1年間の患者数を把握します(一次調査)。一次調査で対象患者がいる場合には、その医療機関へ二次調査票を送付し、主治医が対象者の方の臨床像(症状や治療方法など)を詳細に記入し、自治医科大学 地域医療学センター 公衆衛生学部門へ報告します。あなた個人に電話などで直接問い合わせることは一切ありません。
研究期間
研究許可日から2024年3月31日まで
研究に利用する情報
患者さんの診療録より、以下の情報を使用いたします。
生年月・性別・年齢・性別・家族歴・居住地・初診年月日・推定発症年月・確定診断年月日・臨床症状・BASDAI*1/ASDAS*2・身長・体重・レントゲン所見・血液検査結果・治療内容と有効性・人工呼吸器使用の有無・日常生活の自立度(生活の状況)・就労や就学の状況・公費負担の有無・最終受診日。患者さんが解析対象となることを拒否された場合は対象から外させていただきますので、下記研究責任者までご連絡ください。ただし、連絡をいただいた時点で既に解析がおこなわれていたり、あるいは研究成果が学会・論文などで発表されていたりする場合には、対象から外すことはできません。ご了承ください。なお、研究に参加されなくても不利益を受けるようなことは一切ありません。
*1.BASDAI(BathAnkylosing Spondylitis Disease Activity Index:受診前1週間の患者さんの主観的評価を10段階で評価するもので強直性脊椎炎の活動性の指標となるものです)
*2.ASDAS(Ankylosing Spondylitis Disease ActivityScore:症状の度合いと血液検査結果を総合し、強直性脊椎炎の進行具合を評価するものです)
研究に関する情報公開の方法
対象となる方のご希望があれば、個人情報の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、この研究計画の資料等を閲覧または入手することができますので、お申し出ください。
個人情報の取り扱い
診療録から抽出する情報は、あなたの主治医が、カルテ番号との対応表を作成し、個人を特定できないように、あらかじめ個人の情報を新しい符号に置き換えた上で報告していただきます。対応表は大阪大学大学院医学系研究科運動器バイオマテリアル学で鍵のかかる場所に保管をし、解析センターである自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門には送付されません。また、研究成果は、個人を特定できないようにして学会発表や論文などで報告します。また、本研究の匿名化された数値の情報は共同研究施設である「自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門」へ提供します。提供する内容は「研究に利用する情報」に記載されている年齢・性別・治療方法・臨床症状などです。
研究組織
本研究は厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業「脊椎関節炎の疫学調査・診断基準作成と診療ガイドライン策定を目指した大規模多施設研究」班の分担研究として行われます。「難治性疾患の継続的な疫学データの収集・解析に関する研究」班とも共同して行う全国疫学調査です。
・診療ガイドライン策定を目指した大規模多施設研究班の代表者
大阪大学大学院医学系研究科 運動器バイオマテリアル学
冨田 哲也
・疫学データの収集・解析に関する研究班の代表者
自治医科大学 地域医療学センター 公衆衛生学部門
中村 好一
問い合わせ先
【研究責任者】
大阪大学大学院医学系研究科 運動器バイオマテリアル学
冨田 哲也
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
電話:06-6210-8444