欠損を有する半月板損傷に対するコラーゲン半月板補填材を用いた治療法の安全性の確認及び有効性の探索

自主臨床研修 − 研究課題 −

実施期間 2017年7月31日まで
研究機関 大阪大学 スポーツ医学/整形外科
主任研究者 中田 研
研究目的 我々は、有効な治療法の無い欠損した半月板に対する新しい治療法として、半月板の欠損部の形状に合わせ、コラーゲンで作製した半月板補填材を欠損部に補う、コラーゲン半月板補填術を開発しました。この治療法が安全で、効果のある方法であるかを調べることを目的としております。
対象と方法 16歳以上、60歳未満で、薬剤治療の効果がない半月板欠損を有する患者さんが対象となります。手術では、コラーゲン半月板補填材を半月板の欠損に合う形に形成し、半月板欠損部に補填し、補填後、半月板を縫合します。術後は、通常の診察に加え、MRI、関節鏡で評価をおこないます。
意義 コラーゲン半月板補填術の安全性・有効性が確認されれば、これまで治療が難しかった半月欠損を有する患者さんに、広くコラーゲン半月板補填術を受けていただけるようになり、生活の質(QOL)の向上や、膝関節の変形の防止にも大きく役立つことが期待されます。
プライバシーの保護 プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。
研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。
研究への参加を拒否する場合 ご自身のデータを研究に使ってほしくないとお考えの場合には、主治医までご連絡ください。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学大学院医学系研究科 健康スポーツ科学講座 スポーツ医学 中田 研
連絡先電話番号:大阪大学整形外科
06-6210-8439