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整形外科専門研修プログラム
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専門研修プログラム

専門研修プログラムの内容とスケジュールを詳しくご紹介いたします。

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大阪大学整形外科専門研修プログラム

開講70周年を迎えた大阪大学整形外科は、約800名の同窓会員を有するわが国有数の整形外科学教室です。西日本の経済・分化の主要都市大阪を中心に50施設を超える多数の関連病院を擁し、運動器疾患の診断・治療において多方面から絶大な信頼を得ています。大阪大学整形外科は、「新」ではなく「真」を追求し、臨床・基礎ともに、常に国際的レベルで競うことを教室の指針としています。この基本方針を達成するために専門研修プログラムとして、「自立した人格形成」、「豊富な知識」、「真理を求める探究心」、「高い倫理観」、「幅広い診療実践能力」の5点の修得を重要視しています。

プログラムの概要

※研修病院は、学内学外の差は一切ございません。

本研修プログラムでは1ヶ月の研修を1単位とする単位制をとります。全カリキュラムを脊椎、上肢・手、下肢、外傷、リウマチ、リハビリテーション、スポーツ、地域医療、小児、腫瘍の10の研修領域に分割し、基幹施設および連携施設をローテーションすることで、それぞれの領域で定められた単位数以上を修得し、3年9ヶ月で45単位を修得するプロセスで研修を行います。さらに本プログラムでは、統括責任者が年2回全ての専攻医と面談を実施し、研修状況の把握、次年度異動施設の希望調査、研修修了後の進路指導なども行っています。
また大阪大学整形外科卒後研修セミナー(年2回)への参加、整形外科集談会京阪神地方会(年5回)と大阪骨折研究会(年2回)での研究発表(研修期間中に各1回)、外部の学会での発表(年1回以上)と論文執筆(研修期間中1編以上)を行うことによって、各専門領域における臨床研究に深く関わりを持つことができます。

専門研修の特徴

本研修プログラムでは、基幹施設および連携施設全体において外傷、脊椎外科、関節外科、スポーツ医学、手外科、腫瘍、小児などの専門性の高い診療を早くから経験することで、整形外科専門医取得後のサブスペシャリティ領域の研修へと継続していくことができます。
また基幹施設である大阪大学医学部附属病院における研修では、サブスペシャリティに対する専門性の高い研修に加えて、大阪大学の大きな特徴である大学院大学の側面を活かし、各診療専門グループの診療・研究活動に主体的に参加することで、その後の大学院進学に備えた臨床研究および基礎研究への深い関わりを持つことができます。

外傷研修について

専門研修の目標

整形外科研修プログラムを修了した専攻医は、あらゆる運動器に関する科学的知識と高い社会的倫理観を備え、さらに、進歩する医学の新しい知識と技能を修得できるような幅広い基本的な臨床能力(知識・技能・態度)が身についた整形外科専門医となることができます。
また、臨床的な疑問点を見出して解明しようとする意欲を持ち、その解答を科学的に導きだし、論理的に正しくまとめる能力を修得するため、年1回以上の学会発表、筆頭著者として研修期間中1編以上の論文を作成します。
大阪大学整形外科が主催する整形外科卒後研修セミナー(年2回12講演、4年間で48講演)に参加することにより、専門分野のエキスパートからの多領域にわたる最新知識の講義を受けることができます。整形外科集談会京阪神地方会(年5回)、大阪骨折研究会(年2回)での研究発表(研修期間中に各1回)を行うことにより、臨床研究に対する考え方を習得することができ、また学会発表に対する訓練を積むことができます。

専門研修の方法

研修内容を修練するにあたっては、1ヶ月の研修を1単位とする単位制をとり、全カリキュラムを10の研修領域に分割し、基幹施設および連携施設をローテーションすることで、それぞれの領域で定められた修得単位数以上を修得し、3年9ヶ月で45単位を修得する修練プロセスで研修します。
本研修プログラムにおいては手術手技を600例以上経験し、そのうち術者としては300例以上を経験することができます。
術前術後カンファレンスにおいて手術報告をすることで、手技および手術の方法や注意点を深く理解し、整形外科的専門技能の習得を行います。指導医は上記の事柄について、責任を持って指導します。

研修プログラムの施設群

本専門研修プログラムでは、都市型総合研修病院として25施設が参加しています。その内訳は、年間1000例前後の手術件数を取り扱う大型総合病院として9施設が連携施設となっており、サブスペシャリティに対する専門性の高い研修に加えて、救急医療としての外傷に対する研修を受けることが出来ます。都市型総合病院としては16施設が参加しています。
また、骨軟部腫瘍外科学や小児整形外科学の最先端治療を行う高度専門領域研修病院とも連携し、さらにその地域における地域医療の拠点となっている地域医療研修病院としても幅広い連携施設があり、地域医療ならびに外傷に対する研修を幅広く受けることができます。
いずれの連携施設も豊富な症例数を有しており、連携施設研修では毎年100件以上の手術執刀経験を積むことができます(2013年度の後期研修医年間平均執刀件数189件)。また執刀した症例は原則として主治医として担当することで、医師としての責任感や、患者やメディカルスタッフなどと良好な信頼関係を構築する能力も育んでいきます。

図1、大阪大学整形外科専門研修プログラム連携図 
図1、大阪大学整形外科専門研修プログラム連携図

プログラム修了後の生涯研修

研修プログラムの修了後の進路としては、大きく分けて大学院へ進学するコースと、直接サブスペシャリティ領域の研修に進むコースがあります。
大学院へ進学する場合、研修修了の翌年度より整形外科に関連する大学院講座に入学し、骨・軟骨代謝、再生医療、骨・軟部腫瘍、脊髄・神経、関節炎などの基礎研究や骨・関節の動態解析、変形矯正などの臨床研究を行います。大学院卒業後はサブスペシャリティ領域の研修に進み、各分野の臨床、研究に従事しますが、国内外への留学で、さらに研究の幅を深める選択肢もあります。
一方、研修プログラム修了後にサブスペシャリティ領域の研修に直接進む場合には、進みたい領域の専門診療グループに所属し、大阪大学整形外科ならびに連携施設において専門領域の研修を行います。

募集要項

※2020年度募集中!!

  • 応募締切
    一次募集:令和元年8月末 二次募集:令和元年11月末
  • 募集定員
    一次募集:約30名 二次募集:約10名(令和元年12月以降も若干名受付予定)
  • 選考方法
    大阪大学整形外科教官の面接、初期研修の評価などから総合的に判断
  • 待遇
    各研修先病院の給与規定による

研修に関するQ&A

  • Q: 大阪大学整形外科プログラムに入っても、マッチングで勤務した病院で勤務できるのでしょうか?
  • A: はい、できます。またマッチングあるなしにかかわらず専門研修開始時に関連病院の中で希望病院がある場合、希望通りの病院で研修を開始出来るように可能な限り配慮させて頂きます。
  • Q: 大阪大学整形外科プログラムに入っても、マッチングで勤務した病院に2年間連続勤務も可能でしょうか?
  • A:いいえ、多くの研修領域の単位を修得するために、基幹施設および連携施設を原則1年毎にローテーションします。
  • Q: マッチングで入った病院に2年勤務した後でも大阪大学整形外科プログラムに入れるのでしょうか?
  • A: 専門研修プログラムの移動に際しては、移動前・後のプログラム統括責任者及び整形外科領域の研修委員会の同意が必要です。
  • Q: 出身大学(大阪大学出身かどうか)により肩身の狭い思いをしませんか?
    冷たくされないか少し不安です・・・。
  • A: そのような事は一切ありません。未だに、実しやかにそのような噂も耳にしますが・・・他大学出身の先生も大変多く、ご活躍されています。不安な方は、こちらをご覧になってください。

    先輩の声